Dolls

Dollsを観ました。
結婚を約束した恋人の裏切りにより自殺未遂を図ったすえ精神を壊してしまった佐和子と彼女の恋人だった松本のあてのない旅を軸に、
自分の時代の終わりを感じはじめたヤクザの親分と彼を何十年も待ち続ける女性との再会。
顔を怪我したアイドルと彼女の追っかけだった青年の切ない交流。
三つの愛を描いたお話でした。

松本と佐和子。
彼らはどこに向かってたのかなぁ。
もう二度と離れないと言わんばかりに腰に巻きつけた紅い紐。
記憶をたどるかのように過ぎ行く季節を寄り添うこともなく手を繋ぐこともなく、ただ離れることなく歩き続ける二人。
松本は時折佐和子との思い出に胸を痛め、空虚になった佐和子に何を感じていたんでしょう。
愛情と責任と後悔、そしてずっと一緒にいられることに喜びもあったのかな。
佐和子は何も覚えていないようだったけど、松本のことちゃんとわかってたんですね。
ヤクザと昔の恋人。
まさかとは思ったけど今でも待ち続けてくれていたなんて驚きですね。
怖いくらい一途な想いでした。
でもあの女性は昔の彼に執着しすぎてて逆に弱い人に思えました。
アイドルと追っかけ青年。
不慮の事故で顔を怪我して芸能界を引退したアイドルは盲目のファンにだけ面会を許します。
愛しのアイドルの顔を頭の中に焼き付けて覚悟を決めた追っかけの行動は凄すぎですね。
もっと時間をかけてほかのやり方はなかったのかな。
前評判通り映像の美しい映画でした。
桜、紅葉、赤い夕焼け、黒い夜に浮かぶ月、紫とオレンジの混じった明け方。。。
静かな映像散歩。でもそこに潜む人間の想いはとても重いものでした。
いいとも悪いともいいがたい内容。カメラワークはちょっと好きじゃなかったですけど菅野美穂の衣装はどれも象徴的で綺麗でした。
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